GBWC2017 制作記41 いよいよ頭部!! クラックルメディウムの使い方!

さてさて、いよいよ引っ張りに引っ張ったオロチの面白ろい塗装方法についてお話しましょう。


それは、、、


クラック塗装 と呼ばれるものです! (クラック技法?)
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これはWildRiver’s G-WORLD  という  Wild River荒川直人先生の作品集にやり方が記載されているもので、その名の通り

塗装面をわざとひび割れさせる という技法です。



この本にはわかりやすくプロセスが書かれているのですが、それだけでは不安な部分があり、実は静岡ホビーショーの時に荒川先生に直接質問させていただき、その情報も含めて今回挑戦しよう!ということなのです。

ガンプラでこの技法を使うのは、そんなにあるものではなく、でもオロチの蛇の質感にはバッチリあうだろう!と思います。

何と!先生にお話したところ。

「あ~~それはおもしろそうですね(^O^)」

というお言葉もいただいたので!まちがい!なし!!!!なのです!!!!


でも、この技法、恐ろしく難しい。そして今回、何がネックかというと


①8頭同じくらいの割れ方をしてくれないと違和感が出る

②割れた時に見える色が、アクリル塗料にない色を使う



さてさて、、、②が訳わかりませんか?


このクラック技法、なんとアクリル塗料しか使えない!とのことです(確認はしてません。。)



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先生曰く、ラッカーは塗膜が固すぎて、うまく割れてくれないのだそう。

で、今回僕は、割れ目の色に、

「メタリックレッド」「メタリックパープル
を使用しようとしています。

これはラッカーにしかない?色で、、、

でも。。。こうも思いませんでした?

「え?割れたときに見えるということは、メタリックパープルは割れなくていいんだから、別にラッカーでもいいんじゃないの?」






答えは NO です。




なんと、割れ目から見える色さえも、アクリルでなければいけないとのこと!

これは大問題。。。どうしたものかと頭をひねっていると。。。。


とにかく実験!
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こういうことです!!(写真はメタリックレッド) 



どうでしょう??似合うでしょ!?!?


これはまあサンプルなので、どんどん行きます!

これ、わかりますか??

左は メディウムを少なめにして、常温で放置したもの

右はメディウムを多めに塗って、乾燥機で温めたもの
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ここまで違うのです!!(色が違うのは関係なし)


さらに、塗膜を完璧に乾燥させてからと、若干乾ききってない状態で塗るかでも変わります。

さらに!

左が 縦に筆をはしらせたもの

右は 叩くように塗ったもの
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。。。


えらいこっちゃ。。。たまたまわかりにくいけど、実際大違い。

で。。

紆余曲折たどり着いたのが!!


①レジン用 黒サフ

②ラッカー シルバー

③ラッカー メタリックパープル

④アクリル クリアー

⑤アクリル メタリックグレー

⑥アクリル メタリックグレー+グラックでグラデ


④がキモ!!!

要するに、アクリルのクリアがないと、ラッカーのパープルが見えてほしいのに、ラッカーが固いせいで割れてくれないので、アクリルのクリアを挟むことで、アクリルのクリアーの上のメタリックグレーがわれて、クリアのしたのパープルが見える!ということ!


この方法なら、


割れ目から見えるカラーが、ラッカーで存在しているカラーならなんだって行ける!ってこと!

何がすごいかわかりにくいと思いますが、自分で思いついた時、悶絶しました。


てなわけで、こんなまとめ!!!

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※ 最後の 白が見える は 黒が見える の間違い!

間違ってたらごめんなさい!!みなさんの割れ目ライフの一助になればと。。。

ちなみに、ここ大事!!


カンペキに乾燥させてからメディウムを塗りましょう!!!

そうじゃないと、割れ目から見える色に、その上の色がうっすら移ったりします。この場合、アクリルクリアに、、シルバーの粒子がうっすら移ってしまいます。(クリアが溶けて、上のメタリックグレーの粒子とくっついてしまった??)
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これは多分そう。色がほぼ見えない!(あくまで自己分析!)




というわけで、挑戦される方は、必ず大量のサンプルをためし、研究してください!地域、季節、天候によって、本当に変わります!


何とかコントロールできた?と結論つけたので、そろそろ本番しますが、次の記事は首です!
今日12時間かけて地獄の作業しましたので、その辺のことを書きましょう!


それでは!!



今回の記事は、あくまで実験で導き引き出したものです。その結果の原因が、7実は別のところにある場合もあります。試す場合はあくまで自己責任でお願いいたします。













はい。









ここまでは、実は数日前に書いた記事です。


ここからが今日書いた記事で。



ここまでの記事を覆す豪快な内容となっています。



。。。




というわけで、頭はクラックルメディウムを使用し、ヘビの表皮を表現しようとしているわけですが、今日なんとか頭部をロールアウトできる予定です。コレ書き終わったら、仕上げます。


本番にいこうとして、

「やっぱりもう一度練習しよう。」


ここにくるまで、正直極めた気でいました。コツをつかみ、あくまで最終確認のつもりで、、、










豪快に失敗。




割れ目からパープルが全く見えない




うそっしょ??。。。。

このやり方は、おそらくクリアが上のメタリックグレーと同化してしまったこと、塗膜の厚さ、気温、メディウムの塗り方が、何かどこかで違っていたのだということだと推察します。

この塗装は、失敗ができません。もし失敗すると、もう間に合いません。

何か別の方法で、パープルが見えるようにしないと、、、




というわけで、



表面をウレタンクリアーで保護し、乾燥後ラッカーのメタリックパープルを吹いて、スミイレの感覚でふき取れば、割れ目にパープルが残り、同じ効果が得られるのではないか!!!



結果は、、、、


大成功!!!!!いや~~~~たぜ~~~~~~!!!!!!!!!!!!

もうね、悶絶級にうれしい!!!!!自分で発見しましたよ!!!!!




で、とりあえず頭3つほどやってみると。。


「あれ??、、、、なんか。。猛烈にダサくない??。。。。」


あのね、綺麗に入りすぎるのか、なぜか猛烈にダサいのです。


まあ写真忘れたので(ショックすぎて)



というわけで、、、
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これで完了!!!



どないやねん!!!!!

結局荒川先生と同じやり方で。。。。(ウレタンは除く)

まあようするに、この状態でウレタンを吹いたんですが、 こっちの方がかっこよくね?? という結論に至り、結局これでいこう思います!!!

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でいま、光が漏れる部分をリタッチ、目のカタチをスミイレでコントロールしています。


とまあ、引きずったわりに見たことある!!って言わないでください。。。。自分的には、十分満足な結果です。


頭部は大変でした。ゾルを大量に使用したのですが、まあはがした時に塗膜がはがれるはがれる。。。リタッチどころではない。。。なんでだろう、、、綺麗に洗ったのに、、

何か月も前から計画していたものを諦めるのは悲しいけど、結果もっといいものができたと思います。オロチのダークなイメージがこっちの方が出ると思うし、胴体のパープルで十分パープルは足りてると思います。


てなわけで、ここまで書いておいてなんですが、前半のやり方をやるのはオススメしません!!あくまで自己責任で!!






今回はいろんな経験、教訓を得ました。


結果違うものになったけど、これがコンテストの良さ。


新しい挑戦のキッカケになる


一応今年でコンテストはいったん卒業予定です。なんとかこの塗装で、見ていただける人たちに、インパクトを残せたらな、、、



つぎは、首後ろアーマーか、頭のプロセスでも書こうかな??
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コメント

こんばんは(^-^)/
正直!後半のほうが蛇っぽい、かつメカっぽく感じました。
前半は血でただれた腹部を作るとしたら効果的かも?

なんかもう、プラモなんだけど、ほとんど美術ような感性を有してきてますね。
去年の義経弁慶が静で完璧さを、今年のヤマタノオロチ伝説が動で揺らぎを表しているみたいな…
日用品であった着物が、職人たちの技術と閃きで、芸術品に昇華していく過程を見てるようです。

2017/08/07 (Mon) 01:20 | 鴇 #- | URL | 編集
Re: タイトルなし


鴇 さん、いつもありがとうございます(^O^)

今回みたいなアクティブな挑戦はしたことがないのでどうなることかと思いましたが、やる前から絶対かっこよくなる!って自信がありました(^O^)

今回のオロチは、 メカ と 生物 の融合をテーマにしています。
次の更新かな?その辺のことも書いていこうと思います(^O^)
お楽しみに!!

2017/08/07 (Mon) 04:33 | 横田ユースケ #- | URL | 編集

中々カッコイイですね!
塗装の方法にも色々あるんだな、と感心しつつ読んでました。

自分は塗装できない環境なんで、もっぱらスミ入れ&部分塗装(筆塗り)ですが・・・。

自分も今からRGユニコーン2体同時作成頑張れそうです。

2017/08/07 (Mon) 16:39 | tetsuya #- | URL | 編集
Re: タイトルなし

tetsuya さん、コメントありがとうございます(^O^)

塗装というのは審査基準の3項目の一つなので、ここは審査員の目を引くものにしないと、、、なかなか斬新なものになったのではないでしょうか?

ユニコーン、かなり優秀なキットらしいですね(^_^ 楽しんでください(*^。^*)
スサノオはめちゃくちゃカッコイイ!といってもらえるように頑張ります☆

2017/08/07 (Mon) 19:31 | 横田ユースケ #- | URL | 編集

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